まずホワイトニングを大きく分けると、
『歯科衛生士にやってもらうオフィスホワイトニングorご自身で行うセルフホワイトニング』
の2つに分けることができます。
この2つには『セルフorやってもらう』という点以外に、
大きく異なる点があります。
それは「過酸化水素」を使用できるか・できないか
という点です。
・過酸化水素って何?
「過酸化水素」という言葉に聞き慣れない方も多いと思いますが、
分かりやすく言うと傷の消毒に使うオキシドールの濃いものです。
(オキシドールは2.5%〜3.5%濃度の過酸化水素のことを指します。)
過酸化水素には、殺菌・漂白といった作用があるため、傷口の消毒や衣料用漂白などにも利用されています。
歯のホワイトニングの場合は「30%程度の、高濃度の過酸化水素」を利用しますが、
この濃度の過酸化水素は劇物にあたります。
歯に用いる場合、用法を間違うと危険なため
「歯科医師もしくは歯科医師の指導のもと歯科衛生士が処置すること」と
薬事法で決められています。
そのため、「過酸化水素」を利用したホワイトニングは歯科医師・歯科衛生士でないと行えないという事になります。